2005/9/11 UPDATED ニューアルバム”Devils and Dust"発売! 米国盤・デュアルディスク 日本盤 1949年9月23日、New Jersey州Freehold生まれ ビートルズ旋風に影響されてニューヨークを拠点に音楽活動を開始、カリフォルニアに一時拠点を移すも成功せず東海岸に戻り1973年にデビュー。二枚目のアルバムでBob Dylanの再来として頭角を現し、'75年の三枚目、"Born to Run"<明日なき暴走>でブレーク。 ビルボードのチャートとはしばらく無縁でしたが、'84年の"Born in the USA"がアルバムセールスで全米ナンバーワンを獲得し、タイトル曲もヒットしたことで押しも押されぬロックスターに。その後もマイペースでアルバムを発表しています。 彼の本質は、アルバム"Greatest Hits"の湯川れい子さんの言葉を借りれば「自分自身を見つめ、自分を通して人間や社会を見つめ、自分の内にある心としての動き、感情、欲求、衝動を歌にすることで、一人の人間として誠実に生きて行くソング・ライターであり、表現者である」ということです。 彼のバンドはE-Street Bandといい、ここには彼の親友、Little Stevenも在籍していました。(2002年に復帰しています) 2002年にアルバム"The Rising"を発表。このアルバムは2001年9月11日にニューヨークで起きた同時多発テロを題材に、テロと関連した人々の心情を歌った曲を収録しています。 ライナーノーツによるとBruceの地元 New Jersey はマンハッタンへ地下鉄で行けるほど近く、多くの人々が通勤しているということです。(歌詞: "The Rising" "Into the Fire") Bruceは大ヒットした"Born in the USA"(ベトナム戦争帰還兵の心情を歌った曲)をはじめとして、弾き語りアルバムの"Nebraska"と"Ghost of Tom Joad"などで社会問題に関する曲を多数発表し、意思表示を行なってきました。 また、様々なチャリティ・イベントやチャリティ・レコードなどへ積極的に参加するという行動力も伴い、名実共にアメリカロック界のBOSSの役割を担ってきました。 有名なものでは反核コンサートNO NUKESへ出演、盟友Little Stevenの反アパルトヘイト運動の曲"Sun City"への参加、Folkwaysという歴史ある良質なレコード会社を守るためのアルバム"Vision Shared"への曲の提供、そして"We Are The World"への参加(曲も提供―"Trapped"―Jimmy Cliffのカバー)、同時多発テロ被害者救済のためのアルバムへの曲の提供などがあります。 Food Bankを作り飢餓問題解決のために精力的に取り組んでいます。Food Bankとは、ニューヨークの南側にある巨大な倉庫のことで、パッケージ破損や変更のため商品にならなくなった食料品や、売れ残って処分すべき食料品を運び込んでストックし、地域の飢餓救済運動団体へ分配し、5万人の人々を養う力になっています。 Vote for Change 米国大統領選挙の年である2004年、Bruce springsteenは現在のブッシュ政権を批判し、選挙に多くの人々が関心を持って投票することでブッシュ政権に終わらせることを訴えるために引き語りのコンサートツアーを選挙日に合わせて行なうことを提案しました。 それを知った著名なミュージシャンたちが彼の元に集結し、ミシガン州からフロリダ州まで、10月1日から8日まで6つのグループに分かれて毎日同じ州の6つの都市で同時にコンサートを行ないました。そのタイトルは "Vote for Change!" <変革のために投票を!> ここには Little Steven が E-Street Band の一員として参加するほか、Jackson Browne, John Mellencamp, R.E.M を始めとして有名なミュージシャンが多数参加しました。 今年は待望のニューアルバム、"Devils and Dust" を発表。 タイトルソングはイラク戦争に出向いた兵士の立場を歌った名曲です。 その他にも素晴らしいプロテストソングで一杯です。 スタイルは、フォーキーなものからロックンロール系まで、色んな雰囲気を味わえます。 Bruce & Me Bruceの曲は、文化放送の深夜番組、「百万人の英語」のポップスの歌詞を題材にした10分ぐらいのコーナーで"Hungry Heart"を取り上げ、その曲が気に入り、1985年にUSA for Africaの"We Are The World"のメーキングビデオを見て彼に興味を持ちました。この曲後半のStevie Wonderとの掛け合い部分は最高で、この曲のハイライトだと思います。また、それは私がBob Dylanのアコースティックなプロテストソングに興味を持っていた頃で、彼が社会問題をギターの弾き語りで歌ったアルバムNebraskaをレンタルして聞き、Woody GuthrieとLeadbellyのトリビュートアルバム、"Vision Shared"で彼の曲を気に入り、実際にアルバムを買うのは1995年の"Greatest Hits"が最初でした。その後に"Ghost of Tom Joad"という、またまた引き語りのアルバムで社会問題を取り上げましたが、それが次に僕が買ったアルバムでした。 所有CDアルバム Greatest Hits Live Collection Ghost of Tom Joad The Rising Tribute Cover Me (Holliesの"Sandy"収録) My Favorite Songs Counting On A Miracle Murder Incorporated Ghost of Tom Joad Born in the USA I Ain't Got No Home Better Days Hungry Heart Born to Run My Favorite Singersへ TOPへ