Jackson Browne社会運動の先頭に立つ現代のアメリカの良心。

1948年10月9日、ドイツ生まれ


プロフィール


アメリカ西海岸で、70年代にゆったりとしたフォーク系の歌を作り、"Late for the Sky""Running on Empty"<孤独のランナー>などの名曲を世に送り出したカリフォルニア出身のシンガー・ソングライター。 Eaglesでヒットした"Take It Easy"も彼の作品。

80年代に、ニカラグアの紛争地へ出かけた最初の歌手の一人。 その後に出すアルバムには一枚を除いて常に政治的な歌が多く含まれました。

アルバム"Lives In the Balance"にはニカラグアの紛争についてアメリカ政府を責める内容の歌が多数含まれています。

アルバム"World In Motion"では、ネルソン・マンデラの釈放を祝う歌"When the Stone Begins To Turn" 、人々が死んでいくのをどれぐらい聞いていられるかと、リスナーの良心にうったえかける訴える"How Long"が収録されています。 カバーソングはめったにアルバムには収録しないにもかかわらず、Little Steven”I Am A Patriot"や、ニカラグアの歌手の歌、"My Personal Revenge"をカバーしています。

カリフォルニアの西海岸から遠く東側、政治の中心地を見るという意味で名づけられたアルバム、”Looking East"では、"Information Wars"でテレビニュースを流す側と、見てすべて分かったように思い込む視聴者の偽善性を暴き、"It Is One"で、宇宙から見れば地球は一つ、どこに住もうが、一つの惑星の住人ではないか、と訴えかけています。

カナダの歌手、Bruce Cockburnのアルバムにもゲスト参加し、"Indian Wars"でバックコーラスとリズムギターを担当しました。

歌だけではなく、さまざまな政治的なイベントに参加しています。 反核を主張した歴史的なNO NUKE コンサートでも中心的な役割を果たしました。 JAPAN AIDにも参加したのでその雄姿をビデオで見ることができます。

彼は"Lives In the Balance"以降、1997年の新曲入りベスト版まで5枚しかアルバムを発表していませんでしたが、1998年と2001年に発売されたPete Seegerへのトリビュート・アルバムにカバーソングを一曲ずつ収録しました。 両方とも有名女性歌手とのデュエットです。

Vol. 1では"Kisses Sweeter Than Wine"Bonnie Raittと、Vol .2では"Guantanamera"Joan Baezと歌っています。

そして2002年11月、6年ぶりの新作が発表されました。 タイトルは"The Naked Ride Home"。 政治的なメッセージソングとラブソングが混ざった曲構成で、相変わらず聴きやすい秀作です。 「同時多発テロ」に対する意見表明を楽しみにしていた僕は少し裏切られた気分です。 カジノの問題について歌った"Casino Nation"などの社会的メッセージソングはほとんど暗いトーンの曲だったのが気になるところです。

Jackson Browne との出会い

大学時代、時はレンタルレコードショップの全盛期。 そこでかなりショッキングなアルバムを見付けました。 なんと、「自由の女神」がアップで描かれ、それも監獄に閉じ込められているのです。 思わず借りてしまいました。 するとその歌詞、すごいです。 ストレートにアメリカの外交政策、軍事介入を批判しています。 僕にとっては世界情勢の勉強にもなりました。 

私がカリフォルニアで暮らしている時は彼の"Looking East"(商業の中心である西海岸の端から政治経済の中心である東海岸の方を見る思いを歌った歌)を流してはバドワイザーの缶を片手に東側を向きながら一人悦に入ったものでした。

Jackson Browne ジャクソン・ブラウン

所有CDアルバム

Naked Ride Home 2002年11月30日購入 
The Next Voice You Hear・The Best Of Jackson Browne
Looking East
World in Motion
Lives In The Balance
Jackson Browne Best Selection

シングル
I'm Alive

My Favorite Songs

Lives In The Balance
For America
The Word Justice
How Long
Looking East
Information Wars
Rebel Jesus
It Is One


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