ビートルズのレコード会社から飛び出した美しいシンデレラ歌姫

1950年5月3日、英国ウェールズ地方(ポンタードゥ)生まれ

プロフィール


The Beatlesが設立したアップルレコードで最初にデビューした女性歌手。Paul McCartneyBeatlesメンバーの全面的バックアップを受けて発表した1968年のデビュー曲"Those Were The Days"<悲しき天使>が全英米共にナンバーワンヒットに。それも何週間もナンバーワンをキープしていたBeatles"Hey Jude"を蹴落としての達成だというから、ファンはBeatlesの新曲と同様に受け止めていたのかも。曲自体はロシア民謡を現代的にアレンジしたもの。(B面はPate Seeger作のフォークの古典的名作、Turn Turn Turn(To Everything There Is A Season)



エド・サリバン・ショーにも出演してPaul McCartney作の"Goodbye"<グッドバイ>を歌った。大阪万博の時には来日公演もしたとか。

ファーストアルバム"POST CARD"Paulがプロデュースし、DonovanHarry Nilssonの書き下ろしなど他人の歌のカバーで構成された。

彼女は本来はポップソングよりJoan BaezJudy Collinsのようなフォーク系の歌手を目指していたので、次のアルバムはフォーク系のソングライターの曲を録音し、"Earth Song/Ocean Song"を発表するが、商業的には成功せず、音楽界の第一線から退く。

 
Mary Hopkin & Me

Mary Hopkinは、僕がビートルズに興味を持ち、小さなビートルズ入門みたいな文庫本でMary Hopkinという歌手の存在を知り、その本に載っていた顔写真が余りにも美しかったために強い印象を受けました。その後僕の頭の片隅に彼女が潜み続けていました。

僕が大学へ入ったころのある日、FMラジオのスイッチを入れると、なんか馴染み深いメロディーとコーラス、そして独特なエンディングが聞こえてきましたが、それは終わりの方で、すぐに終わってしまいました。曲名も歌手名もわからなかったのですが、あの印象深いメロディーは僕の頭の中に刻まれました。

次は、「悲しき天使」の英語タイトル"Those Were The Days"がどこかで出てきて、やはり潜在意識の中に刻まれました。

1990年に仕事で生徒を引率してカナダへ行った時、カナダ側のスタッフと一度だけ軽くバーへ行きましたが、まさにそのときに女性歌手がこの曲を歌い終わるところだったのです。そう、あのFMラジオのときと同じく最後のエンディングのメロディーしか聞けませんでした。

翌年のある日、池袋WAVEでCDあさりをしていると、なんとApple時代のアルバムがCD復刻盤として発売されていたのです。Maryのアルバム"POST CARD"を手に取り曲目を見るとあの脳裏に刻まれた邦題と英語が出ているではありませんか。すかさず購入しましたが、そのときのウキウキした気分は忘れることができません。

その後も二枚のアルバムがCD化され、購入し、あの美しい声を楽しんでいます。

"Goodbye"は、英語教師時代の後半は一年を締めくくる英語の歌として授業で取り上げてきました。小気味よいテンポと明るい声で歌われているのにそれがかえって別れの寂しさをよりさびしく感じさせるPaul McCartney作ならではの名曲です。


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My Favorite Songs

Those Were The Days
Happiness Runs
The Honeymoon Song
Someone To Watch Over Me
There's No Business Like Show Business
Que Sera Sera (Whatever Will Be Will Be)

Think About Your Children
Knock Knock, Who's There?

International
Silver Birch


所有CDアルバム

Post Card
Post Card
Earth Song/Ocean Song
Earth Song Ocean Song
Those Were The Days (ベストアルバム)

ベスト・オブ・メリー・ホプキン
Mary Hopkin
東芝EMI (1995-04-08)
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