解釈〜
力だけで物事が決まってしまうところでは人間の良心に根ざした正義や道理は守られなくなるという意味。
多数の意見が優先される多数決の論理も「数の力」と考えればこれもまた危ないことです。常に多数が正義であるとは限りません。逆に力の強い者に多数の支持者が付くこともあります。
日本を始めとする「<自由>主義」の国ぐにでは、誰もが平等に政治家になれるようにしなければ結局本当に国民の利益を代表する人々が国政を担当することは出来ないのではないでしょうか?
日本全国各地で原発廃絶のための運動が盛り上がっているにもかかわらず、原発再稼動に向かってがむしゃらに突き進もうとしている日本の政治家達を見ていると、国の指導者が本当に民意を反映しているとは思えません。
人間の良心や志ではなく、お金の「力」で回る大変恐ろしい社会になってしまいました。
類句:
Where might is master, justice is servant.
力が主人のところでは正義が召使である
When force has its way, reason will retire.
日本のことわざでは
無理が通れば道理引っ込む
Where injustice passes, justice withdraws.
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