英語通信講座のアルク ALC

Past labor is pleasant.
―過ぎ去った苦労は楽しい―

解釈〜
どんなに苦しいことも後に思い返せば楽しい思い出になる、仮にそうはならなくとも、今はもうそうではないということで気分が良いものだということ。更に意味を広げれば、その苦労のおかげで今があるということで、苦労に感謝するという解釈まで出来ますね。

「若いうちの苦労は買ってでもせよ」という日本語のことわざに通ずるところがあります。

Laborは労働や苦労を意味しますが、これは元来自分で望まないことでつらい思いをすることでしょう。これに対してeffort(努力)はおそらくlaborと同じぐらいの労力を要しながらも、自分がやりたいことを一生懸命に頑張るためそれほど苦しく思われないのではないでしょうか? 
この点から見ればlaborがこのことわざで使われるのが自然ですね。

類句
No cross, no crown.
「十字架が無ければと王冠も無い」
〜十字架はイエス・キリストが歩んだ苦難を表し、王冠は栄光を象徴しています。苦しむこと無しに栄光を手に入れることは出来ないと言う意味。
No pain, no gain.
「痛みが無ければ得るものなし」

日本のことわざでは

苦は楽の種
Labor is a seed of comfort.


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