解釈〜
どんな規則にも例外があるということ。
人間一人ひとりまったく同じ人はいませんし、全ての人に適用できるような規則は作れません。
英文法を例とすれば、そもそも文法に従って言葉が使われているのではなく、実際に使われている言葉を分析し、体系的にまとめたものであって、そこに詰まっているのは人々が使う言葉の最大公約数的な法則です。特に英語の文法は例外が多いことで知られています。
worth という単語は形容詞と分類されていますが、形容詞では例外的に唯一目的語をとることができます。
It is worth doing. (それはやってみる価値がある)
「時制の一致」では、過去の文は同一の時間範囲の動作はその時制を基準に合わせるとあります。
I thought I saw a ghost when I was walking through a cemetry.
(墓地を歩いているときに僕は幽霊を見たと思った)
しかし、未来を表す場合は、
If it is sunny tomorrow, they will go on a picnic.
(明日が晴れならば彼らはピクニックへ行くでしょう。)
このように未来時制でも時間や条件を表す節では現在の文にするという決まりになっています。
文法に限らず、人間が作る全ての決まりごとに例外がないと生活がとても窮屈になってしまいますよね。
日本のことわざでは
理外の理
The reason out of reason.
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