解釈〜
お医者さんは患者さんの健康を気遣い、病気を早く治すために、自分の健康も顧みずに仕事をするために医者自身の健康を害してしまうことがよくあるようです。そのような医師に、医師は患者の見本になるような健康管理を自分のためにしないといけないと励ますことわざ。
最近は小児科の救急病院が少なくなり、小児科医の皆さんが過労ぎみだと聞いています。若いお父さん、お母さんは子供が少し熱を出しただけでも心配でしょうがないことでしょう。このような時に頼りになる救急の小児科医が少なくなっているだけでも不安なのに、そのために少ない小児科医自身が過労のために健康を害したり、治療でもミスを犯したりすると考えたら気が気ではありませんね。
日本の医療制度や、健康保険制度はとても高度で優れたものだと思いますが、病院へ行けば10分の治療のために1〜2時間待つのも覚悟しないといけない状態はどうにかならないものでしょうか? 病人にとっては待ち時間はとても苦しいもの。いっそ救急車を呼んで、優先的に治療を受けたいと思うのも人情というものでしょう。
米国では皆さんに掛かりつけの医師 (family doctor) がいて、普段の生活での軽い症状ならばそのお医者さんを呼んで診療を受け、高度な治療が必要な場合は病院へ行くのを勧めると言われています。
しかし米国の場合は国家的な医療保険制度が無いので、民間の医療保険に入らない限り高い治療費を払わなければいけません。(オバマ大統領になって変わったようですが...)そんなに裕福ではない人々は医療保険料も惜しくて保険に入らず、ひたすら健康に気を使って生活することになります。(米国で様々な健康維持方法が考案されて販売されたり、アスレチックジムがやけに普及しているのもこのせい?!)
米国と比べれば日本の健康保険制度は純粋にとても素晴らしく便利で、本当にこれには感謝しないといけませんね。
英語で医者はdoctorですが、physicianも内科医を意味する他に一般的な医者を指すこともあります。他に以下のような医者の呼び名があります。
外科医 surgeon
整形外科医 orthopedic surgeon(orthopaedist)
眼科医 eye doctor
皮膚科医 dermatologist
歯科医 dental surgeon (dentist)
日本のことわざでは
医者の不養生
Doctor's not taking care of himself.
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