The love of money and the love of learning rarely meet.
―お金に対する愛着と学問に対する愛着はめったに一致しない―
 

解釈〜
学問を追及する人はお金儲けに関心が無く、お金儲けを追及する人は学問に関心が無いという意味。

元来学者とは人間社会に有益であろう事を研究し、その研究に没頭するあまりお金に対する執着心は薄かったと思われます。

しかし、全てがお金という尺度で測られる現代自由主義社会では、知識もどれだけの金銭的な価値があるかで計られ、実際は人類に有益である知識も商品価値が無ければ無用の長物のようになってしまいます。

例えばどんなに素晴らしい大学教授が本を書いて発売しても売れなければ認められません。 

学校教育でも将来の「成功」につながりはっきりと結果の分かる一部の教科に重点が置かれ、数字で計算しにくい美術や音楽などは授業数がどんどん減少しています。

従って、このことわざはもう古いかもしれません。 確かに最近は学者さんの中にも自分の知識と研究成果を切り売りして大もうけをしている人もいるようですが、しかし今も貧乏な有名学者もいれば、学問に関心を示さないお金万能主義者もいます。

日本のことわざでは

学者貧乏
Scholors tend to be poor.

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