Law catches flies, but lets hornets go free.
―法は蝿を捕らえるが熊蜂(雀蜂)は自由に行かせる―

ハエ・fly・蝿解釈〜  

hornetは、クマバチスズメバチの両方を表すようです。

クマバチ・carpenter bee/hornet法律は全ての国民が平等に守らなければならないものです。法を侵す者は等しく罰せられるべきです。しかしながら実際は権力と富のある者は平気で法を破っておられます。日本の政治家諸氏たちはどうなんでしょう? お金が無いと政治家になれないこの制度。貧乏人を代表する党なんて作れるわけありません。このような政治家が作った法律はあくまで自分たち以外の人を取り締まるためのルールのように見えます。

もし学校の先生が学生の両親から大金をもらって成績を操作したとしたら彼は教師を続けることが出来るでしょうか?

政治家は同じような罪を犯しても続けられるみたいですね。

政治家になりたい人は、国民に献身したいという建前でしょうが、本音は、政治家というおいしい地位が欲しいというところではないでしょうか? そうではない、まともな政治家の方々もいらっしゃると思いますが、その方々はこの実態をどのように捉えられているのでしょうか?

第二次安倍政権になった後は、安倍晋三首相に近い人達だけがいい思いをしています。不当に土地を譲ってあげたり、レイプ犯を守ってあげたり、多額の政治献金をくれる大企業が更に得するように税制を変えたり。そんな政権の都合の悪いことは報道しないというメディアの姿勢こそ日本の政治の本性をさらけ出しているし、まさにこのことわざのとおりなのです。

類句: 
We hang little thieves, and take off our hats to great ones.

(コソドロの首は吊るが、大泥棒には敬意を表す)

日本のことわざでは

法網は雑魚(ざこ)を捕らえて呑舟(どんしゅう)の魚を洩らす

雑魚〜 色々な小魚という意味で、「小者」を表すこともあります。
呑舟〜 船を丸呑みにするという意味で、「呑舟の魚」は「大物」を表します。

The law clutches small fish, but let big fish go.

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