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解釈〜
一度何かを始めたからには中途半端に終わらずにどんな事が起ころうともトコトンやり抜け、という意味。
表題ことわざは文になっていませんが、次の文を略したものと理解します。
"If you’re in for a penny, you might as well be in for a pound."
be in for 〜は 「〜の覚悟している」という意味で、 英語を外国語とする人にとっては分かりにくい言い回しです。
a penny はイギリスの1 pence 硬貨のことで、1ポンド(pound)は1971年までは240 penceでした。(現在は100 pence) また、同時にアメリカ合衆国の1セント硬貨のニックネームでもあります。どちらも小さくて日本の1円玉くらいの存在価値です。それぞれその国の最も小さな額の硬貨です。
"In For A Penny, In For A Pound"というタイトルの歌が80年代始めに流行りました。日本語タイトルは「恋にメリー・ゴーランド」。 当時流行のディスコ・ミュージックを代表する、日本で大ブレークした西ドイツのガールズ・グループ、アラベスク(Arabesque)の歌でしたが、これを聴きながら、どんな意味なのか悩んだ記憶があります。
サビの部分はこんな節になっていました。
In for a penny, in for a pound,
You should never jump off the merry-go-round
In for a penny, in for a pound,
If you start to play, do not walk away
When you are penny-wise,
You'll never win the highest prize.
これは全て僕の記憶によるもの。今では意味がよく理解できます。 高校時代に覚えた歌は本当になかなか忘れないものですね。!
類句: All or nothing. (全部でなければ無いのと同じ)
日本のことわざでは
毒を食らわば皿まで
If you must take poison, you should take the dish of it.
悪事に手を染めた以上はためらわずにとことん悪に徹することを言い、悪い意味で使われます
そういう意味での英語での類句:
Might as well be hanged for a sheep as a lamb
「子羊を盗んで絞首刑にされるよりは親羊を盗んで絞首刑にされるほうがまし」
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