Give a man a fish and you feed him for a day, teach him how to fish and you feed him for a lifetime.
―人に魚をあげれば彼は一日食べさせられる。彼に魚の釣り方を教えれば一生食べさせられる―

解釈〜 
このことわざは老子(Lao Tzu)の言葉を訳したもので、人に物をあげるよりも、その作り方を教える方が本当にもらう人のためになるというたとえです。

日本は先進経済大国として近隣の国々に様々な援助や開発を施していますが、ほとんどが現地の労働者を使い、日本から材料や機械を運び込み開発を行なうため、物だけ作っておしまいにします。

例えばダムを建設しても次にダムを作るときに自国だけでは作ることは出来ず、また、そのダムを維持管理するにも日本から部品を取り寄せたりしなければならないため、永続的に日本と取引をすることになります。現在そういう面が国際的に非難されています。このようなことを分かりやすく表現したことわざです。

このことわざに僕が始めてであったのは1993年ごろ。当時人気のあったアメリカのヒップホップ・ラップグループのアレスティッド・ディベロプメント(Arrested Development:逮捕された発展)のアルバムをレンタルしたところ、このことわざを繰り返す、"Give A Man A Fish"という曲に出会ったのです。このフレーズにはなるほどと納得したものでした。歌詞はfor a lifetimeではなくforever(永遠に)となっていましたが、世代を超えて受け継がれていくと想定すれば的を得ていると思います。
Arrested DevelopmentのCD等については左の写真をクリックしてください。)



以下にそのほかのバリエーションをあげて起きます。(中国語の英訳であるため、確定版が無いようです。)

1. Give a man a fish; you have fed him for today. Teach a man to fish; and you have fed him for a lifetime.
2.
Give a man a fish, and you've given him a meal. Teach him to fish, and he'll have food for a lifetime.
3.
Give a man a fish, and you feed him for a day. Teach a man to fish, and you feed him for life.

日本のことわざでは

人に魚をあげれば彼は一日食べさせられるが、釣り方を教えれば一生食べさせられる

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