禁止された食べ物は最も甘い、すなわち、禁止されたことをするのはとても面白いという意味。
このことわざは、聖書でアダムが神様に絶対に食べてはいけないと言われたリンゴを食べてしまった故事からできたことわざです。
日本でも浦島太郎は絶対に開けてはいけないと言われた玉手箱を開けてしまいます。
法律を侵す犯罪者がこの世で消えることがないのもこのような人間の心理も関係あるのでしょう。
昔から学校制服の決まりは生徒たちにとっては破るためにあったようなもので、してはいけないことほどしてみたくなるものです。 昔の男子生徒の学らんのカラー、丈、ズボンの太さ、丈など、現代は女子高生のスカートの丈、染髪、などなど。
だからといって何でも許してしまえば自然に規則が出来るわけでも無いし、それだと今まで積み上げてきた人類の経験が無意味なものになってしまいます。
人間の心理とは一筋縄ではいきませんが、この心理も人類の長く且つ複雑な歴史の中で培われ、継いで来たものなのでしょうし、私たちは人類の完成されたものでなく、進化の真っ只中にいるという事実を認識させてくれます。
日本のことわざでは
禁断の木の実は甘い
Forbidden fruit is sweet.