An eye for an eye, and a tooth for a tooth.
目には目を、歯には歯を」

解釈〜
自分が目を打たれたら相手の目を打ち、歯を折られたら相手の歯を折ってもよいという復讐の原則。 転じて、相手が汚い手をつかってきたらこちらも汚い手で応ずるという場合にも使われます。

実は旧約聖書ではそうであったようですが、新約聖書では否定されているといわれています。

旧約聖書Exodusから

And if any mischief follow, then you shall give life for life, eye for eye, tooth for tooth, hand for hand, foot for foot, burningfor burning, wound for wound, stripe for stripe.
(しかし、他の害があるときは、命には命、目には目、歯には歯、手には手、足には足、焼き傷には焼き傷、傷には傷、打ち傷には打ち傷を持って償わなければ成らない。)

新約聖書から

 You have heard that it hath been said, an eye for an eye, and a tooth for a tooth:
 But I say unto you,マルコム X  Malcolm XThat you resist not evil: but whosoever shall smite you on the right cheek, turn to him the other also.

(「目には目を、歯には歯を」といわれていたことはあなた方の聞いているところである。しかし、私はあなた方に言う。悪人に手向かうな。もし誰かがあなたの右の頬を打つなら、ほかの頬をも向けてやりなさい。)
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 なんと、「片方の頬をぶたれたらもう片方も向けろ」へと続く文の一部だったのですね。Turn the other cheekも慣用的に『攻撃を受けても反抗しないで受ける』という意味で使われます。

1992年の映画、「マルコムX」 で、黒人指導者である主人公が黒人たちにするスピーチの中でこの両方の表現をうまく使っていたのが印象的です。

日本のことわざでは

目には目を、歯には歯を。
An eye for an eye, and a tooth for a tooth. .
  同じです。

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