Tweet Click Here!

Danger past, and God forgotten.
―危険が過去のものになると神は忘れられる―

解釈〜 
つらく苦しい経験も過ぎてしまえばすっかり忘れるという意味と、反対に苦しいときに人から受けた恩も、自分が楽になると忘れてしまうという意味があります。

過去の苦しい経験を思い出せば現在がどんなに幸せかを実感することが出来るし、人から受けた恩恵は、忘れずに記憶にとどめておくことが初歩的な恩返しのひとつでしょう。でもこれが人には難しいのですね。人は忘れるから生きていけるとも言います。でも折に触れて思い出し、振り返るのはとても大事なことだと思います。

特に私たちは戦争を実際に経験していない世代ですが、毎年8月の原爆投下の日や終戦記念日には、国が犯した過去の過ちを学習し、そのようなことが二度と起こらないように祈り、気持ちを正すのは大事なことだと思います。

あの原爆を落としたアメリカが今は他国の大量破壊兵器製造を口実にイラクに攻撃を仕掛け、日本政府は北朝鮮の攻撃に備えて軍備を増強しようとしている今はなおさらです。

米国政府も過去のベトナム戦争の苦い経験を思い出すべきです。日本政府は自国が原爆を落とされた国としてもっと自己主張すべきだと思います。



類句: 
The river past and God forgotten.
(川を越えたら神様を忘れる)
Benefits are soon forgotten. 
(してもらったことはすぐに忘れられる)

Eaten bread is forgotten.
(食べてしまったパンは忘れてしまう)
Benefits please, like flowers, while they are fresh. 

(利益は花のように新鮮なときだけ喜ばせる)
Once on shore, we pray no more.  
(陸地に着いたらもう祈らない)
Vows made in storms are forgotten in calms. 
(嵐のときの誓いは平静なときに忘れられる
)

日本のことわざでは

喉元過ぎれば熱さを忘れる
After hot water running through your throat, you forget the heat.
困ったときの神頼み(苦しいときの神頼み)
Pray for god only when in trouble.

もっとことわざを学びたい? ここをクリック!

NO. 156