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Believe not all that you see nor half what you hear.
―見たことの全部、聞いたことの半分は信じてはいけない―

現代は情報が氾濫しています。テレビ、ラジオは元より、雑誌、インターネットとあらゆるメディアが情報を発信していますが、どんな記事でもそのままうのみにしては発信者の思う壺です。

2011年の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故で、政府や電力会社に都合悪い情報は報道されていません。反原発デモが毎週金曜日に国会議事堂前で行われていても、メディアでまともに取り上げられることはあまりありません。

最近有力な広告会社の社員の妻である芸能人の娘がいじめの首謀者になったにもかかわらず、メディアは沈黙を守っています。その他のいじめによる自殺は連日報道されているにもかかわらず、です。また、インターネットや週刊誌では当たり前のように報道されているにもかかわらず、です。

テレビで言ってたから、あるいはインターネットに出てたからそれが事実であるとは限りません。 誰かが何らかの意図を持って流している情報である可能性が高いのです。鵜呑みにせず、自分の基準でその内容を吟味して判断すべきでしょう。

メディアがこうですから、人の話なんてどれだけ当てになるでしょうか。人が自分について、または他人について語るとき、ほとんど間違いなく主観が混ざったり、受けを狙って大げさに話したり、だますために巧妙に話したりするものです。

大事なのは何事も常に自分で全体を把握し、自分独自の判断で理解するように努めることが大事だと思います。

慣用表現として take 〜 with a grain of salt (<話などを>そのまま聞かずに塩を加えて理解する)というのがあります。

日本のことわざでは

話半分
Believe a story by half.

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NO. 295

イラク戦争でこのことがよりハッキリしたと思います。 フセインの大きな銅像を倒す映像はやらせであったことが後に判明しています。(もっとも、これもマスメディアの推測をうのみにしてる面はありますが…(汗))