UPDATED 2004/9/2
プロフィール
本名:Steve van Zandt。
1950年11月22日、米国New Jersey州、Asbury Parkで誕生。
Bruce Springsteenと同じ場所で生まれ育ち、独自の音楽活動を行ないましたが、70年代半ばからBruceのバックバンド、E-Street Bandのリードギタリストとして脚光を浴びました。 ただのギタリストではなく、音楽活動全般のパートナーとしてアルバムの共同プロデュースも行ないました。
1982年からソロ活動を開始、Little Richardに敬意を表して、Little Stevenと名乗り、the Disciples Of Soulというバックバンドを従えて活動します。 その後、政治的な問題を扱った過激な歌を作っては歌っていました。 アメリカの外交政策を非難する歌、アメリカ原住民を擁護する歌、反戦の歌など、最初のアルバム以外の4枚のアルバムは政治的な歌でぎっしり詰まっています。
彼のソロキャリアの中で特筆すべきものは、南アフリカのアパルトヘイト反対を声高に叫んだ、大勢のアーティストが参加したSun City Projectを遂行したことでしょう。 企画アルバムのタイトルソング、"Sun City"には50人以上のミュージシャンが参加し、ビデオクリップも作られました。 クリップ中にはBruce Springsteenは勿論、Jackson Browne, Jimmy Cliff, Bob Dylan, Ringo Starr, U2 などの姿を見ることができます。 Steveはこの活動の成功により反アパルトヘイト運動家としてチャリティーコンサートを開くだけでなく、米国の上院でも演説をして国連からも表彰を受けたそうです。
彼はJapan Aidにも参加し、そのビデオの中で彼を見ることができます。
2002年7月に発売されたBruce Springsteenのアルバム"The Rising"では、14年ぶりにバックを勤めたE-Street Bandに復帰しています。
Little Steven との出会い
Little Stevenの曲を始めて聴いたのは大学時代に Green Peace のチャリティー・アルバムの中の一曲として聞きましたが、30名前後の歌手が曲を提供しているこの2枚組みアルバムの中ではあまり目立ちませんでした。 当時、アメリカの政策を非難した曲を収録した
Jackson Browne のアルバム、"World In Motion"が話題になり、その中でSteveの"I Am A Patriot"をカバーしていたというのもあります。
その少し後に、おそらく大学卒業後すぐだと思いますが、十条のCDレンタルショップで Revolution というタイトルのアルバムを見つけたのです。 なんというタイトル。きっとこれは僕が聞きたいような曲がたくさん入っているかもしれない、そう思って借りて録音して、歌詞を見ながら何度も聴きました。 サウンドは結構うるさいロックですが、メッセージのストレートさと強さには感動しました。 その後、過去のアルバムを一枚ずつ買い揃えましたが、期待を裏切りませんでした。
このアルバムに収録されている、"Leonard Peltier"は、70年代のアメリカ先住民の英雄で、この歌のおかげでアメリカ先住民の近年の状況に興味を持つようになりました。
1999年、僕にとってのインターネット元年。 Little Stevenのホームページを見付けたのですが、そこでニューアルバムを発売していたのです! オフラインでは2000年に発売されるということでした。 さっそく、僕の生涯初めてのオンラインショッピングをしてしまいました。 なんといっても10年ぶりの新作でしたから。 そのタイトルは"Born Again Savage" 。 「生まれ変わった野蛮人」とも言いましょうか。 このアルバムの中で、2曲目の"Camouflage Of Righteousness"の歌詞はすごいですよ、平和に見えるが実は、そうではないということを力強く告発している、体制側から見ればヤバい歌詞です。
彼はこのアルバムでソロ活動には区切りを付けたみたいですが、次のアルバムを気長に待ち続けます。
所有CDアルバム
Voice of America
Freedom No Compromise
Revolution
Born Again Savage
Little Steven Greatest Hits
My Favorite Songs
Camouflage Of Righteousness
Leonard Peltier
I Am A Patriot
Native American
Trail of Broken Treaties
Freedom
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